聴取する方法は、現在の段階では、全集は、ドラティ盤とフィッシャー盤の2種領が発売されている。両者とも、録音期間には幅はあるが。私は両方を所有している。今回は、後者のフィッシャーによる演奏の方を主に採用した。その根拠は下記の通りである。
(1) ドラティ盤と比較して録音が新しいこと。(1987-2001年) (2) 比較的、小編成で、ステレオ間の広がりが良く、楽器の配置や細かい音が分かりやすく、聴きやすいこと。 (3) ドラティ盤と比較して中期の頃以降は、通奏低音がほとんど入っていない。このため楽想全体のイメージが弦5部と管楽器が中心になり、すっきりと聴けること。
また聴取する曲の順番については、最初期から、時系列に聞くことに努めた。その際に、従来からのホーボーケン番号は作曲の順番通りに一致しないことが多い。あくまで、作曲順番で通すことで、知られていない名曲や聴き所のポイントを上げるように心がけた。作曲順番*1は、「中野博詞 著、ハイドン交響曲 春秋社」を参考とした。まとめた表には、楽章の数、楽器編成も合わせて記載をする。表には聴取記を書くポイントとして、お勧めの要点や聴き所などがある。これらの細かい点までを一覧の表に記載をすると、膨大な大きさの表になってしまう。このため、私なりのお勧めランクとして、A〜Dまでに分けることを表に記載をした。各曲のお勧めの要点と聴き所は、それぞれ時系列に分けて記載をすることとし、表には要点のみを記載した。各曲のコメントは、別途、時系列で掲載して行くこととする。コメントは、主としてフィッシャー盤を中心とするが、ドラティ盤も一応聴取をしているので、それなりの特徴があれば、合わせて記載をすることとした。 表から直ぐに読み取れることのひとつとして、初期作品としては割合に有名な、合奏協奏曲風のNo6〜8は、作曲順位は比較的、後になることが分かる。本来なら各楽章の構成(テンポ等)も表に加えたい一覧にまとめると膨大な分量になる。このため、細かいデータはリンクページにも記載されている「The Web KANZAKI」のサイトにある、「ハイドンの交響曲」に出典を含めた、編成が記載されている。こちらを参照して欲しい。
A.フィッシャー盤 33CD
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