音楽聴取記録(交響曲の聴取 各曲の聴取記録 通しNo.28 hob-No.-16


No 
Hob.
No.
 
通称名   作曲年 調性   楽

 fl  fg trp  cl  timp   cmb ランク    聴きどころ、ポイント
 1763 Es 4 -  -  - - (1) C 随所にvc.の活躍
       1 Es Alleglo
       2 B Andante
       3 Es Presto
Allegloの第1主題が最初はvc.から提示されその後、vn.へ移る。クレッシェンド的な盛り上がりや、半音階の主題などは注目に値する。Andanteは、vc.のsoloが弱音器付きvn.ユニゾンで.主旋律を提示。vn.の弱音器の効果は、ようやくはっきりと効果が目立つ最初の曲だと思った。個人的には、vc.のsoloをもっと聴かせて欲しい。
 ドラティ盤は全般的にテンポが速く、あっさりと聴こえる。vc.のsoloが殆ど、目立たない。
2010年12月23日 ディビス盤を聴取。聴取環境がヘッドホーンのため、かなり細かいところまでは、楽器の配置等で分かり難いところはある。展開部の最初のところで、vn.のsoloがディビス盤でもあると推定。→その後スコアをみたがsoloの記述はなかった。しかし違和感は全くない。Allegloは低弦で提示されるのは、珍しい。全体的に、ややバロック風で作曲年代よりも前の雰囲気なのは、通しNo.27と同じ様な感じ。
2011年3月21日 スコアを見ながら3者の演奏を聴取。Allegloの第1主題は、クレッシェンド的な盛り上がりは前記した。スコアでは、この表示はない。
 Andanteのvc.のsoloは第1vn.と常に同じ旋律で1オクターブ下を引く。第1vn.と第2vn.は常に同じ旋律になっている。ドラティ盤は、やはりAllegloのテンポが速すぎて盛り上がりの壮大さなどが聴こえてこない。
 ディビス盤は、遅いテンポの分。細かいところまで聴き取れる。Andanteのvc.のsoloはドラティ盤と同様に目立ちにくいところもあるが臨場感はある。繰り返しを忠実に守っているので演奏時間が長い。(16:25)3者の中ではディビス盤を薦めたい。聴き所のポイントとしてvc.の活躍を記した。第2楽章のみがsoloであること。しかし常にvn.と同じ旋律を引いていることから、それほど大きく目立つほどではないと思う。ランクはCで良い。
2013年3月10日 追記。ホグウッド盤を聴取。井上著でも第1楽章は、ややバロック風であると記載されているがホグウッド盤でも同様。ただし小編成のためか、各パートが細かく浮き出ている。今まで3者の演奏に関して第3楽章についてのコメントは、特に記載をしていなかった。
 しかしながら通して聴いてみると、Prestoの速いテンポで一気に駆け抜けて終わるのは心地よい。井上著でも一番面白いのは第3楽章と記載してあったのは、うなずける。
2015年3月4日  ゴバーマン盤を聴取。第1楽章から低弦が活躍するが、一番の聴き所はFinale。低弦独自の動きは、弦が厚いゴバーマンの演奏にもマッチ。
2019年3月25日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 16番を聴取。1763年の作曲年代ともされている。しかしスタイルからして少し前の雰囲気。第1楽章の冒頭で、低弦低弦の主題を比較的目立たせている。第1,3楽章でのob.はそれほど目立たず。第2楽章のvc.のsoloもそれほど目立たない。録音は良い方。曲自体の特徴が少ないこともあり、全体をとしての印象が少ない。