通
No |
Hob.
No. |
通称名 |
作曲年 |
調性 |
楽
章
数 |
fl |
fg |
trp |
cl |
timp |
cmb |
ランク |
聴きどころ、ポイント |
29 |
34 |
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1763 |
d |
4 |
- |
1 |
- |
- |
- |
(1) |
A |
第1楽章から第2楽章にかけての調性と強弱の対比。 |
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1 |
d |
Adagio |
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2 |
D |
Alleglo |
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3 |
D |
Menuet Moderate |
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4 |
D |
Presto assai |
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2010年12月24日 ディビス盤を聴取。Adagioのテンポは、ドラティ盤と同じ様な感じ。 楽器編成は変わらないが第1楽章は弦楽器のみで演奏。それに対して第2楽章の明るいD調の調性と、弱音から一気に大きな音に変わった対比の見事さはフィッシャー、ドラティ盤と同じ。
第2楽章ではob.が2本であることが良く分かる。同じ旋律が多いが音程が異なる。フィッシャー盤でもこの違いは分かるが、ディビス盤ではこの違いがさらにはっきりする。ライブ録音による影響かもしれない。 |
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2015年3月8日 追記。ゴバーマンを聴取。Adagioはテンポをやや、遅めに落として弦楽器のしかも第1vn.を中心に動く。しかしときではあるが、第2vn.が独自の動きを絡める。冒頭の主題から第2vn.は、対旋律の様にk刻む部分も印象的。管楽器はあくまで伴奏に徹している分、弦楽器に厚みのあるゴバーマンの特徴を活かした楽章。
第2楽章のめまぐるしく動く旋律の中で、T32の第1,2vn.のアコオーギクは、フィッシャー盤ほど目立たず。Finaleは管楽器のユニゾンを重視していない曲だと思う。その分、弦楽器のTuittiがメインとなり、弦楽器で配置に特徴のある特徴を活かした名演。 |
2017年2月14日 T.ファイ No.34を聴取。No.40から引き続いて聴取する最初の短調の曲。第1楽章はAdagioの遅いテンポ。No。40から引き続いて2曲目にあなるが緩除楽章の中では、あまりテンポを微妙に変えていないようだ。
一方、第2楽章の冒頭の第1主題。ここでも上行して行く旋律が登場。No.40の第1楽章と同様に1小節の4分音符の動機の中でもクレッシェンドを加えている。この動機の扱い方はこの楽章では共通して採用。
第3楽章ManuetのTrioの部分。ob.から半小節遅れてhr.が登場する。この微妙に遅れは、弦楽器の音量が大きいと聴き取り取り難い。フィッシャー盤と同様にファイ盤も、弦楽器の音量を落としているので、管楽器の音色の違いがよく分かる。Trioの繰り返しで弦楽器のパートの一部はピチカートで引いている。この解釈はフィッシャー盤でも採用していたが、理にかなっている。 |
2018年6月11日 34番 ホグウッド The Academy of Ancient Music を聴取。ホグウッド盤は、大半は聴取しているが、2〜3曲 未聴取が残っていた。その中の1曲のひとつ。
ホグウッドの奏者数は、下記の「毎日クラッシック」 ハイドン106の交響曲をつぶやく でNo.20の部分で記載がある。それによると弦に関しては、以下の通り。
4:4:1:1:1
古楽器はもちろんであるが、弦に関しては、va.以下は全て1名。このため弦はvn.を中心として、他のパートはsoloとなりクリアに聴こえる。ただし初期の頃はこの人数で良いかもしれないが。No.75までにこのCDは入っているので、中期から後期に関しては、奏者数が多くなっていると思う。
http://gospels.cocolog-nifty.com/classic/2012/12/10620-3902.html
ところで、No.34は、まだ初期の頃なので恐らくvn.は4名体制だったと推定。この曲の聴き所のひとつは、Adagioで短調のゆっくりしたテンポとその後に続く、速いテンポで長調との対比。No.25にも共通している部分はある。しかしNo.25は長い序奏。一方、No.34は、あくまで第1楽章は教会ソナタ風の形式で短調の独立した楽章になっている。
第1楽章 Adagioは、2つのvn.パートが中心となり、va.以下は殆ど伴奏になっている。裏を返せば、vn.を中心とした聴き所になる。第1楽章以外を、ここでは記載したい。Finale Puresto assai は、単一主題による、ロンド形式で繰り返しが全てある。
T29から中間部で短調となある。冒頭からfで快活に飛ばしてきた雰囲気から、一旦、がらりと暗い雰囲気が一瞬変わる。この変わる対比が効果的。第1vn.が高音域を担当し、他のパートは伴奏に徹しているので、vn.が引き立つ。弦の各パートが小編成のため分離感が良く、この時期の頃の演奏スタイルを踏襲している典型だと思う。 |
2019年3月8日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 34番を聴取。聴き始めて主調が短調で始まる最初の曲。第2楽章以後は、全てD-Durなので、第1楽章は、d-molの長い序奏と行く解釈で自分なりにして来た。指揮者によっては、第1楽章の繰り返しを忠実に守るが、メルツェンドルファーでは繰り返しはない(それでも7:11のタイムになっているので、テンポは遅い方だと思う)
時折テープヒス音が目立つ。第2,3楽章も同様。Fianleは、作曲順番に聴き始めて、ロンド形式が始めてとなる。ダイナミックレンジレンジが狭く時折、歪がある。ヒス音もかなりあり、録音の点でかなり悪い。このため全体的な印象が余りなし。
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2019年8月4日 34番 ヘルムート ミュラー=ブリュール ケルン室内管弦楽団を聴取。d-molの緩叙楽章から始まるが、実質、D-durの交響曲の位置づけと考える。第1楽章から第1楽章の、テンポと音色の対比が一番の聴き所。第2楽章 T24から16分音符のトレモロになる箇所がある。 元々この第2楽章の冒頭から、16分音符の刻む様な旋律は最初からあったが、この箇所から、高音域で第1,2vn.で、エネリュギッシュに展開、盛り上がっていく。ここまでは冒頭からの緩叙楽章をの雰囲気が中心だったので対照的。T32から1オクターブ下降する装飾音を含む旋律。フィッシャー盤では、この箇所をポルタティメント風に引いていた。ブリュール盤は、他の指揮者と同様に通常通り。 |
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